松井商事株式会社様

松井商事株式会社様 Google Apps for Business 導入事例取材

松井商事株式会社 常務取締役 森部雅康氏

松井商事株式会社
常務取締役 森部雅康氏

愛知県豊橋市にある松井商事株式会社様では、コアとなる事業のシフト、および新たな事業への挑戦を機に、社内の情報の共有化を促進し、経営の効率化とスピードのアップを目指して、Google Apps を導入。オープンで多機能なGoogle Apps は、同社の新しいIT基盤として機能し始めています。その導入にいたる背景と今後の活用法について常務取締役の森部雅康氏にうかがいました。

新たな事業へチャレンジする企業

松井商事株式会社は、創業者が地下足袋のソールの張替から靴履物の事業をスタートさせ、その後月星化成株式会社(現株式会社ムーンスター)の販売代理店となったことで本格的な卸売業に参入した会社です。当初は学校用の上履きなどを数多く取り扱っていましたが、やがてスポーツブランドのシューズを手がけるようになり、ナイキ、プーマなどのシューズを専門に取り扱うようになっていきました。

一方で靴履物の卸売の他、もうひとつの事業の柱として作業服、作業用品の小売事業も手がけてきました。愛知県内に12店舗(ワークショップサンワ)を構え店頭販売を行う傍ら、平成22年に楽天市場にサンワーク(http://www.rakuten.ne.jp/gold/taf-motion/)をオープンし、ネット販売にも乗り出しました。新たな販売チャネルとして軌道に乗りつつあります。松井商事株式会社では作業服、作業用品の小売事業へ注力するため、2010年12月を持ってスポーツシューズの卸売事業を終了させました。

加えて次なる事業として、愛知県から全国展開を目指すコメダ珈琲(http://www.komeda.co.jp/)のフランチャイズチェーンへ参入しました。2010年6月30日1号店、静岡県、袋井店を皮切りに、翌2011年1月7日に磐田今之浦店をオープンさせ、近々3号店のオープンを控えています。このように松井商事株式会社は時代の流れと共にコアとなる事業をシフトし、ビジネスチャンスを求めてチャレンジし続けています。

サンワーク Webサイト

コメダ珈琲 Webサイト

導入のきっかけは社長のメール

そもそもGoogle Apps 導入を検討したきっかけは、社長のメールを何とかしたいということからでした。現在事業の柱となっている作業服、作業用品の店頭販売は、大工さんなどの職人さんが主な顧客で、企業ユースより個人ユースが多くなっています。しかも販売している製品は実用品で8割がリピーター。売上データはPOSレジを経由して、日次で全店舗のデータ(CSV)を吸い上げ、基幹システムに取り込んでいますが、店舗に出たほうが顧客のニーズや情報が把握しやすいため、出先店舗に全店舗を統括する事業部長らが常駐し、メーカーさんとの商談もそこでおこなっています。そのため社長は外を回ることが多く、メールはいつもモバイルPCで確認していました。

ところが従来のメールアカウントは容量が小さすぎ、しかもセキュリティ上、モバイルPCでは既読メールを削除できないため、メールボックスが2~3日で一杯になってメールが届かなくなることがしばしばでした。店舗と本部の連絡は電話とメールしかなく、店舗からの日報はメールで行っていましたし、稟議もメールで送られていました。そのため社長のメールボックスが溢れると業務が滞るので、不要なメールを削除するために社長はいったん事務所へ戻らなければなりません。これが社長の負担となっていました。

一方新規事業としてスタートしたコメダ珈琲のフランチャイズ店舗でも、売上と客数、原価率などは本部で見ているものの、まだスタートして間もないことから運営コストの適正化が課題となっています。食材の廃棄を少なくするために発注量を落とすと、品切れによる機会ロスを起こすリスクがありますし、人件費をコントロールして経費を下げると、サービスレベルが低下するリスクがあります。これらの適正なバランスを取りながら運営しなければなりません。私が事業部長を兼任し、少なくとも週一回は店舗を回って店の責任者とコミュニケーションを取りながら状況の把握に努めていますが、どういうレベルまで対応できているのか、従来のメールによる連絡では素早く把握することが難しい状況でした。こうした問題を解決するために導入したのがGoogle Apps です。

Google Apps 利用イメージ

Google Apps Gmail 利用イメージ

アドバイザリサービスで膨らむGoogle Apps への期待

もともとホスティングメールを使用し、1アカウントごとに月300~400円を支払っていたので、1アカウント月額500円のGoogle Apps へ切り替えてもコストはほとんど変わりませんでした。しかも容量は非常に大きく、モバイル端末への対応も十分。使用に違和感もなく、私や他の社員が日本事務器に作成してもらった手順書を手に各店舗を回って設定するなど導入もスムーズでした。いまでは役員全員がiPadを持ち歩き、各部署と連絡をとりあうとともに、Google サイトに社内ポータルを立ち上げ、情報の共有化に着手しています。Google Apps 導入後は現場とのコミュニケーションが素早く、より緊密になったと思います。

ただこれからは、店舗と本部、店舗間の情報交換は電話とメールではなく、社内ポータル上で行い、社内情報の共有化を進めたいと考えています。メールの場合は送れたり送れなかったりするケースがあり、しかも報告が限定した人にしか送れません。これでは情報の共有にはなりえませんので、社員全員で共有するもの、事業部内でのみ共有するものなど、閲覧基準を整理した上で共有を進めていきたいと考えています。

また作業服、作業用品の小売でも、コメダ珈琲でも、店舗間の競争原理も求めたいと思っています。単に売上高だけを比較するのではなく、たとえば各部門が人件費あたりどれくらいの生産性を上げているのかという指標を日次で入力して共有すれば、同じような規模の店舗と比較が容易になり、経営効率を高めるための意識付けができるようになります。あるいは店舗ごとの売れ数(売れたもの、売れなかったもの)の分析データを共有し、たとえば「他店舗で売れているものが自分の店では売れていない」という数字を見て、売り方を変えていく。さらにインターネット販売によって得られた、商品の「こんなところが良かった」というお客様のレビューを店舗のセールストークに活かす。このようにある部署だけにとどまっている情報を関係する部署に流し、収益の向上に関わるような情報として取り上げることもGoogle Apps を使ってやれると思っています。

日本事務器とアドバイザリサービスの契約を結んでいるので、Google サイトのほか、Google カレンダーを利用したスケジュール共有やGoogle グループによる情報共有、基幹システムとの連携など、Google Apps に関するさまざまな活用のサポートを受けています。今後も日本事務器と相談しながら、より効果的な活用を目指していきたいと考えています。

Google Apps 活用チャート

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