Apps調査隊の横溝です。
今回は、新しい「コンタクト」のインポート機能について調査をしていきます。
以前の「コンタクト」にもインポート機能はありますが、CSVファイルやvCardファイル形式だけのサポートとなっていますので、インポートする前にこれらのファイル形式の連絡先をあらかじめ用意するという一手間がありました。
新しい「コンタクト」ではプレビューを使うことで、移行元のアカウント情報だけで連絡先を取り込むことができるといった簡単な方法が実装されています。
では調査していきましょう。
プレビューのインポート機能を利用できるようにするには、管理者アカウントで設定を2ヶ所ほど有効にしておきます。
管理コンソールから、最初に連絡先の設定をします。「アプリ」→「Google Apps」→「連絡先」の共通設定より、コンタクトのプレビューにチェックをいれます。
次にGmailの設定をします。「アプリ」→「Google Apps」→「Gmail」のユーザー設定より、ユーザー メールのアップロードにチェックをいれます。これでプレビューのインポート機能が利用できるようになります。
実際にユーザーから連絡先を取り込んでみたいと思います。インポートできるサービスは数多くサポートされていますが、今回はウェブメールの「Outlook.com」から連絡先を取り込んでみます。「コンタクト」から「もっと見る」→「インポート」を選択して、「Outlook.com」を選択します。
選択すると、アカウント情報を求められますのでサインインしてから、
認証画面で「はい」を選択すれば完了です。
これだけで、簡単にインポートすることができました。
インポートしたときは、常に新しい連絡先として登録されます。例えばこの操作を2回行うと同じ連絡先が2件できてしまいますので、このようなときは、「重複する連絡先を探す」から「統合」して連絡先をまとめてしまいましょう。
また、プレビューのインポート機能ではCSVファイル、vCardファイルのインポートはサポートされていないようです。こちらを使用する場合は、以前の「コンタクト」に戻してから行います。実際に使用してみると画面から誘導してくれますので、簡単に以前の「コンタクト」に戻すことができます。
Googleアカウントをインポートするときも、以前の「コンタクト」の方法に戻すことで、行うことができます。
以上です。