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2020年6月9日

【Apps調査隊】2020年6月版!ビデオ会議システムを比較せよ。

Apps調査隊の蟹江です。
2020年一番の注目を浴びているビデオ会議。
システムの比較、実は昨年やっていましたが覚えていますか。

今日はこの記事を元に、特に注目度の高い3つについて最新版の情報をお届けします!
(チャットと通話によるコミュニケーションに絞って比較していきます。)


ー目次ー
1.Google Meet(Chrome devices for meetings™)
2.Skype/Skype for Business
3.Zoom
ーーーー

1.Google Meet(Chrome devices for meetings™)

みんな大好きGoogle先生の提供する、弊社の推し会議システムです。
チャットと通話ができるHangoutからChatとMeetに別れ、
ビデオ会議専用に生まれ変わりました。

【概要】
G Suiteの中の機能の「Google Meet」です。

G Suiteのエディションが上がるほど、便利な機能が付与されていきます。
※G Suite利用者限定で2020/09/30までプレミアム機能開放中

■基本情報
ビデオ(電話)会議、画面共有、簡単なチャットが可能です。
使用できる機器はPC、スマートフォン。
ビデオ会議を作成(主催)するには、G Suite アカウントが必要です。
招待されて参加する場合はサポート対象のウェブブラウザのみで通話可能、
モバイル端末から参加するには Meet のモバイルアプリとアカウントが必要です。

■G Suite Basic、Business
参加人数:Basic 100 人まで、Business  150 人まで。

■G Suite Enterprise 
上記に加えて、更に機能が追加されます。
参加人数:250 人まで参加可能。
できること:ライブストリーミング(配信)であれば10万人まで視聴、会議の録画

2.Skype/Skype for Business → Microsoft Teams

文書と表計算の知名度最強を誇るMicrosoftが提供するシステム。
個人利用でも10年ほど前に爆発的人気を誇りましたね。

Skype for Business Online のサポートは 2021 年 7 月 31 日に終了し、以降は
Microsoft Teamsに変わります。
Hangoutとは逆に、チャットとビデオ会議機能を合わせました。

【概要】
Microsoft 365の中の機能「Microsoft Teams」です。
無償版と有償版が存在し、企業向け有償版は中小企業向けMicrosoft 365 Business(Basic、Standard、Premiumなど)
と大企業向けOffice 365 Enterprise(E1、E3、E5など)に分かれています。

■基本機能
・ビデオ(電話)会議とチャットが可能
・画面共有
・背景のぼかし機能つき
・組織外の人を既存のチームやチャネルへアクセスさせることが可能

参加人数:上限250人(全プラン!)
用意する機器:PC、スマートフォン。
できること:チャットをデスクトップでも外出先でも行える
チャット、会議、ファイル、アプリをすべてまとめて、1 つの場所から使える

■Office 365 Enterprise E1、E3、E5
・会議の録画
・ライブ イベントの主催→組織内外を問わず1万人まで中継可能

3.Zoom

Zoomビデオコミュニケーションズが提供するシステム、むしろこれしか知らない。
個人に紐付けされるというより「会議室」のライセンスというような印象。
https://zoom.us/pricing

■概要
本当にビデオ会議だけのシンプルで無駄のない会議システム。
無料版も企業向け有償版(プロ、ビジネス、企業)もあります。

■基本機能
参加人数:100人まで ※参加人数を追加するオプション有り
グループ通話は一度に40分まで可(1対1なら無制限)
バーチャル背景利用
画面共有

・プロ
チャット
会議データの保存(ZoomCloudへ1GBまで記録)
Skype for Business(Lync)相互運用性

・ビジネス(10ライセンスからの契約)
参加人数:300人まで

・企業(100ライセンスからの契約)
参加人数:
エンタープライズ 500人まで
エンタープライズプラス 1,000人まで
会議データの無制限のクラウド保存


3つとも、会議通話に重点をおいて比較するとほぼ差はありませんでした。
小規模な導入でとりあえずビデオ会議がしたい、くらいであればTeamsかMeetがお手軽なのではないでしょうか。
大規模な導入であればZoomも強いと思います。
録画機能などオプションがつけたくなったときに、会議システムの比較が重要になると感じました。

もし会議システムを検討している場合は
・通話以外で何を必要とするか
・どの規模で導入をしたいか(ライセンスをいくつ購入するか)
を明確にして比較をすることが重要だと思います。

以上、ビデオ会議システム比較でした。