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2026年3月24日

【Apps調査隊】個人 Google アカウントと Google Workspace の Gemini アプリについて調査してみた!

 Apps調査隊の小金澤です。

なんと今回が2025年度最後のブログです。
まだ気分は3月入ったばかりの気持ちなのに、桜も咲き始めて
お花見をまた逃しそうです。

さて、今回は 個人 Google アカウント (@gmail.com) と
Google Workspace (組織アカウント)で
Gemini アプリgemini.google.comを利用した時の保護レベルについて調査してみました!


まず、これらの決定的な違いとして、

会話が削除できる が挙げられます。


個人 Google アカウントでは、
縦三点リーダをクリックすると「削除」が現れます。
しかし Google Workspace では「削除」が表示されません。


なぜ、このような違いが発生するのかというと
データの取り扱い方に起因しているからです。

個人 Google アカウントは、プライバシーポリシー の記載に従い
Gemini アプリとやり取りした内容やカスタム指示などのデータを
サービスの維持と改良や新しいサービスの開発、
サービスのパーソナライズなどの目的で使用します。

Google Workspace上のデータ(メールやドキュメントなど)は
ユーザー自身のものであり、AIとのやり取りや生成されたコンテンツは
組織内のみに保持され、外部へ共有されることはないと発表しています。

また、ユーザーの許可なく、コンテンツを広告ターゲティングに利用したり、
基盤となる生成AIや大規模言語モデルのトレーニングに使用したりすることはないそうです。

ただし、いつどこで情報漏洩が起こるか予測できないので
極めて機密性の高い情報に関しては入力しないことをオススメします。


Google Workspace ではセキュリティがしっかりしていることが分かりましたが
作成した会話が多いと整理したくなりますよね。

ですが、現時点での会話履歴の管理や削除は
管理コンソール内「Gemini 会話履歴」設定による自動的な制御のみです。
 
設定箇所:
管理コンソール(admin.google.com)の 生成 AI > Gemini アプリ > Gemini 会話履歴 

その内にある「Gemini 会話履歴を有効にする」にチェックを入れたまま
項目「会話の保持」のプルダウンにて期限を選択いただくことで、
最長 36 か月後に自動削除されます。

また、「Gemini 会話履歴を有効にする」を無効(オフ)にすると、
最長72 時間ほどで今までの会話の履歴が削除され、確認できなくなります。
会話保持も同時に無効となるため一切履歴は残りません。


さて、いかがだったでしょうか。
日々進化している機能なので知り得ていない情報があるかと思います。
ぜひ、来年度もこちらのブログを参考に Google Workspace を利用いただければ幸いです!

2026年3月10日

【Apps調査隊】2026年4月27日までにデータをエクスポートする Google カレンダーの対応について解説してみた!

 Apps調査隊の小金澤です。

前回解説した 「Google ドライブの権限移行」の記事ですが
なんと、ChatGPTで調べた際に
その記事が一番にヒットしたと社内から報告がありました!

驚きのあまり、内容に間違いがないか?! と慌てて再確認しに行ってしまいました。
何度読み返しても特に見受けられなかったので一安心です。

すっかり味を占めてしまいましたので、
今回も気合を入れて Google から配信されたお知らせを解説していきます!

解説するのは、2月12日ごろに Google Workspace チーム から配信された
[推奨処理] 添付の Google カレンダーのリストを確認し、
 2026 年 4 月 27 日までにデータをエクスポートしてください
についてです。


 2026年4月27日から『他のカレンダー』は消えてしまうのか? 

このメールは、主に「組織(Google Workspace)」の管理者に向けた
「予備カレンダー(他のカレンダー)」のルール変更に関する重要なお知らせです。

まず、「新しいカレンダーを作成」で作った場合、
作った人が自動的に「オーナー」になります。

これまでは、そのオーナーのアカウントが消えてしまっても
カレンダーだけが「幽霊」のように残って共有され続けることがありました。

しかし2026年4月からは、
「持ち主が消えたら、その人が作った予備カレンダーも道連れで消去する」
というルールに変わるのです。

そして該当カレンダーは
2026年4月27日から順番に削除され始めます。


 消えてしまう可能性がある「予備のカレンダー」とは? 

そもそも、消えてしまう可能性がある「予備のカレンダー」というのは
以下のいずれかに当てはまるモノが削除の対象となります。

持ち主(オーナー)がいない

 持ち主であるユーザーが削除され、他の人に引き継がれていないカレンダー

✦組織の外の人が持ち主

 組織(ドメイン)外のユーザーがオーナーになっているカレンダー


 具体的にどうすればいいの? 

消えると困る場合は以下の手順を検討ください。

1. 特権管理者からチェックする
特権管理者に届いている添付シート(csv ファイル)に
削除予定のリスト一覧が載っていますので、精査していきます。

Google カレンダー(calendar.google.com)にログインし、
一つ一つ  A列Secondary calendar email》の値(※ カレンダーID)を
「カレンダーを追加」へ入力していきます。
値を入力後、Enter を押下したら「マイカレンダーの設定」の中に追加されます。

手順:歯車マーク(設定)>設定>項目「カレンダーの追加」内「カレンダーに登録」

必要なカレンダーだった場合、
『共有する相手』に存在するユーザーをメンバーに加えましょう!
そして、権限 [予定の変更および共有の管理] を付与します!


2. 「管理権限」を誰が持っているか確認する
予備カレンダー内の設定画面を開き、項目『共有する相手』にて
権限 [予定の変更および共有の管理] が割り当てられているか確認ください。

こちらは特権管理者側で設定しても、
一般ユーザー自身で登録されている各カレンダーを確認しても良いです。

3. オーナーが組織外のユーザーである予備カレンダー
予備カレンダーを作成したのが外部ユーザーである場合、
削除されないために下記2点のどちらかの対応が必要になります。

①自組織の各ユーザーが、対象の予定を個別に複製(縦三点リーダ > 複製)して保存する。

②相手組織に連絡が取れる状況であれば、
 カレンダーをエクスポートいただき、
 そのデータを自組織のカレンダーへインポートして保存する。


複数のカレンダーを特定のユーザーへ一括譲渡する機能の有無について
Googleへ確認したところ、「現時点で実装予定はない」と回答を得ました。

そのため、本件の移行作業につきましては、
当初の想定通り個別の対応が必要となる見込みです。


さて、いかがだったでしょうか。

新年度を控え、慌ただしい時期が近づいてまいりました。
早めの準備を少しずつ進めて、余裕を持って対応期日を乗り切りましょう!