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2017年5月17日

【Apps調査隊】法人向けAI検索アプリ「Cloud Search」を調査せよ

Apps調査隊の三谷です。

新年度がスタートして、早くも1ヶ月ほど経ちました。
楽しかったゴールデンウィークも終わり、少し疲れが出てくる頃かもしれません。
体調管理に注意しながら、過ごしていきたいものですね。

さて、今回は最近よくニュース等でも話題になる「人工知能(AI)」を
利用したアプリの調査をしていきたいと思います。

今年の2月に法人向けグループウェア「G Suite(旧Google Apps)」の顧客を対象に
機械学習などの人工知能(AI)技術を利用して企業内情報の効率的な検索と収集を
支援するアプリケーション「Cloud Search」がリリースされました。

このアプリでは G Suite 内全体(メール、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、カレンダーなど)での横断検索に加え、人工知能を利用し、
ユーザーの行動を先回りして必要な情報を提示するということが可能となっています。

Cloud Search を開くと、「アシストカード」と呼ばれる機能により、ユーザーのその日の業務に関連する情報がまとめられて表示されます。
この「アシストカード」は機械知能技術によってユーザーが必要とする時に必要な情報を提示してくれます。

例えば、間もなく開催される会議があれば、その会議の時間や場所、
会議で必要なファイルなどをまとめて表示してくれます。

アシストカード

また、横断検索機能によりメール、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、カレンダーなどから一括で検索条件に合致した情報を検索してくれる機能も搭載されております。

横断検索

社員の情報報検索も非常に使いやすく、社員を検索すると社員の連絡先情報以外にも、共通の予定や共有しているファイルが表示され、クリックやタップをするだけでメール送信、電話発信やハングアウトでの連絡をしたりすることが手軽に行えます。

社員情報検索

最後にセキュリティとしましては、Cloud Search では G Suite で設定されたアクセス権のあるファイルや情報の範囲内で検索を行う為、プロジェクトの内容が関係者以外に漏れたり、非公開のリストが同僚に見られたりすることはないようです。

Cloud Searchは、WEB版とAndroid 搭載端末、iOS 端末の両方に対応しています。

人工知能(AI)技術を利用したサービスは今後、益々増えていき、様々な場面で使われるようになっていくかと思います。
今後も色々便利な機能を追加していくとの事ですので、ぜひ、みなさんもご利用してみてはいかがでしょうか? :-D