Apps調査隊の蟹江です。
6〜7月、体感で「メールが届かない」という問い合わせが多く寄せられました。
だから今回はメールが届かないことのトラブルシューティングをしてみたいと思います。
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1.ブロックされる主な原因
2.それでも送りたいメールがある
3.どうしても送れない
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1.ブロックされる主な原因
■ほとんどの場合が、添付ファイルでブロックされます。
Googleのセキュリティシステムによって弾かれエラーメールがきた!と問い合わせが来ますが
ほぼほぼ添付ファイルがブロック対象の拡張子になっています。
Gmail でブロックされるファイルの種類
よく見落とされるのは二重圧縮(Zipファイルの中にZipファイルが入っていること)です。
気づかないで送信しブロックされてしまう人が多いです。
■受信はしているけど、迷惑メールに振り分けられている。
Googleになぜか評判が悪いドメインがあります。
セキュリティ上理由は教えてもらえませんが、確実に何件かあります。
取引先のドメインが何故か迷惑メールに引っかかってしまう場合は
IPアドレスをホワイトリスト登録をして、該当ドメインを迷惑メールに振り分けられないように設定しましょう。
【IPアドレスの調べ方】
管理コンソール>レポート
>左側のメニューから「メールログ検索」をクリック
>件名などで検索
※送信メールも受信メールも検索できますが、「受信するはずだったメール」は
ブロックが相手側に起因するもののため調べられません。
【ホワイトリスト登録方法】
- Google 管理コンソール(admin.google.com)で次の操作を行います。
- [アプリ] > [G Suite] > [Gmail] > [詳細設定] をクリックします。
アクセスするには [Gmail の設定] の管理者権限が必要です。
左側で最上位の組織(通常はドメイン)を選択します。
[迷惑メール、フィッシング、不正なソフトウェア] で [メールのホワイトリスト] の設定までスクロールします。または、検索欄に「メールのホワイトリスト」と入力します。
ホワイトリストに登録する送信メールサーバーの IP アドレスを入力します。複数の IP アドレスを追加するには、クラスレス ドメイン間ルーティング(CIDR)表記で IP の範囲を入力するか、各 IP アドレスをカンマで区切ります。
注: 必ずパブリック IP アドレスを入力してください。プライベート IP アドレスには対応していません。Gmail の [詳細設定] ページの下部にある [保存] をクリックします。
変更が反映されるまでに、最長で 24 時間ほどかかることがあります。行った変更は管理コンソールの監査ログで確認できます。
2.それでも送りたいメールがある
どうしても1で引っかかったファイルが必要なことがほとんどですよね。
そんなときの為にブロックを回避する手段をご紹介します。
■圧縮を一回にする
圧縮したファイルを圧縮するマトリョーシカを作らない。
■クラウドストレージにUPし、URLを送る
クラウドストレージとは、○○ファイル便〜と名のつくものなどの、
web上で借りられるストレージことです。
一般的に、送りたいデータを任意のストレージにアップロードすると、
そのページからダウンロードができるため該当ページのURLを送るだけで
ファイルの送信ができます。
ブロック以前に、送受信で負荷がかかる重いファイルを共有するためのマナーでもありますね。
■ホワイトリストその2
Businessエディション以上のプラン限定の必殺技です。
Google Driveのファイルを共有することができるようになります。
【ホワイトリスト登録】
1.管理コンソールのホームページから、[ドメイン] にアクセスします。
2.[ホワイトリスト登録済みドメイン] > [新しく追加] をクリックします。
3.ホワイトリストに登録するドメイン、サブドメイン、またはドメイン エイリアスの名前を入力し、[ホワイトリストにドメインを追加] をクリックします。注: ドメインをホワイトリストに登録する際、サブドメインとドメイン エイリアスは自動的には登録されません。
重要: ドメイン名をホワイトリストに追加する際、そのドメインで G Suite が使用されているかどうかは検証されません。そのドメインが信頼性のある G Suite ドメインであることを確認するには、Google ドライブと Google Classroom の共有設定でホワイトリストを調べます。
3.どうしても送れない
圧縮は一回しかしていないし、ホワイトリストやクラウドストレージは使えない。
■ファイルサイズが大きい。
そもそものファイルサイズが大きいため送れないことがあります。
(または受信側で拒否される。)
■添付できないファイル形式をもう一度確認してみる。
見落としていた。
どう考えても該当していないのに送れない場合は、ライブサービスまでご連絡ください!
ほとんどの場合で圧縮されたファイルの中のファイルがまた圧縮されていたり、
マクロが組まれたファイルが入っていることが原因で弾かれます。
エラーメールで焦ってしまうとは思いますが、一度ファイルを確認してみてください。
以上、メールブロック回避術についてご紹介しました。