この度、G Suite ユーザーの「ウェブ上でのGoogle サービス(Gmail やドライブなど)のセッション時間・期間」を細かく設定出来るようになりました。対象は、G Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite for Education になります。
※セッションとは、開始から終了までを意図する単位です。
【例えば】
・外勤の頻度が多く、社内ネットワーク以外から仕事用データにアクセスする営業
職などは、セキュリティ保持の為、短いセッション時間・期間に設定します。
・総務部などの内勤者のユーザーに対しては、長くいセッション時間に設定し、何度もパスワードを入力する必要がなくなります。
・共有端末などを使う従業員には対して、短くセッション時間を設定します。
【手順】
①管理コンソール > セキュリティ
セキュリティ画面にて、Google のセッション管理を選択
※ダッシュボードに [セキュリティ] が表示されていない場合は、画面下部の [その他の設定] をクリックします。
※ダッシュボードに [セキュリティ] が表示されていない場合は、画面下部の [その他の設定] をクリックします。
②左側の [組織] のリストから、セッション継続時間を適用する組織を選択します。
(デフォルトでは最上位の組織が選択されています)
※セッションの継続時間につきましては、ユーザー単位での設定はできません。組織単位で設定のみ可能です。例えば、複数のユーザーごとでセッション時間を変えたい場合には、希望のセッション時間で組織を作成し、ユーザーに対して希望のセッション時間が設定された組織を割り当てるようになります。
保存をクリックして完了します。
【注意点】
・セッション継続時間の設定は、新規のウェブ セッションにのみ適用されます。
・セッション継続時間の変更時にアクティブなウェブ セッションがある場合、現在のユーザー セッションには変更は適用さません!ユーザーがログアウトしてもう一度ログインしたときに適用されます。・ユーザーが自分でログアウトしない場合は、そのセッションに適用されている古いセッション継続時間の設定に従ってセッションの有効期限が切れます。その後、ユーザーがログインし直すと、新しいセッション継続時間の設定が適用されます。
・iOS の Safari、Android の Firefox® など、その他モバイル ブラウザのセッションは、パソコンのブラウザの場合と同様です。・Android や iOS の Gmail やカレンダーなどのネイティブ モバイルアプリに対してセッション タイムアウトを設定することはできません。
・対象外のエディションであるG Suite Basic ユーザーの場合、ウェブセッション継続期間は設定できず、デフォルト値の "14 日" で固定されます。