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2022年6月30日

【Apps調査隊】管理コンソールでの設定に関する、あれこれについて調査せよ。【管理者】

Apps調査隊の髙橋です。

最近管理コンソールに関するお問い合わせがいくつかありましたので、その中で知っていると良かった内容を、今回ご紹介致します。

主に、アプリ関連の内容で集めてみました。


【ドメイン権限を持たないアカウントの作成】

アカウントを作成すると、ドメイン内で閲覧可能なアプリが表示されるようになります。

例えばGoogleのアプリ(ドライブやメール等)で、一定のユーザー等に制限したいアプリがあった場合は、下記の方法で作成が可能です。


【作成の手順】

1.管理コンソールを開きます。

2.「組織部門」をクリックします。

3.「組織部門を管理」の下に、+のマークがあるので下記画像のボタンをクリック致します。


4.「組織部門の名前」の欄に新しいグループの名前を入力します。

5.該当の「親の組織部門」に新しいグループを追加し、「作成」で完了です。

6.上記の手順で作成した後、「ユーザー」を移動します。

※ユーザーの移動は「ホーム」>「ユーザー」から移動ができます。

7.先程作成した新しいグループをクリックし、「組織部門を変更」でユーザーを移動します。

8.組織を選択して、「続行」で完了です。



その後、組織のアプリの使用をオフに選択頂くことで、該当のユーザーに制限をかけることが可能です。

【手順】

1.Google 管理コンソール(admin.google.com)で次の操作を行います。

2.管理コンソールのホームから、「アプリ」次に「Google Workspace」に移動します。


3.先程作成した組織部門をクリックして、その組織部門で利用可能なその他のサービスのリストを表示します。

※新規作成した組織は、「検証」という名前で今回作成しました。


4.表示後、外したいアプリにチェックを入れ、サービスのステータスをオフにします。


※今回はこの2つをオフにしてみます。

確認として、今回設定して頂いた該当のアドレスでログイン後、画面右上の9つの点アイコン(Googleアプリアイコン)をクリック頂くと、先程チェックした「ドライブ」と「カレンダー」が表示されなくなりました。


このようにアプリを制限したい場合は、以上の操作をすることにより、分けて使用することができますので、ぜひ状況に合わせてお試しください。

【カレンダーのリソースにユーザーを追加】

リソースにユーザーを追加する方法、また、その際に注目して見る点を、ご紹介させて頂きます。

追加する際の手順は、とても簡単です。

【手順】

1.特権管理者アカウントでカレンダー画面を表示します。

2.カレンダー画面左側「マイカレンダー」内にあります該当のリソースにカーソルを合わせると、該当のリソース名の右側に3点のアイコンが出るので、アイコンをクリックして「設定と共有」を選択します。

3.開けた画面をスクロールしますと、「特定のユーザーとの共有」という箇所がありますので、

ここで、ユーザーを追加していきます。

4.これで、リソースの追加については、完了です。

本内容について、注意する点がありましたのでこちらの情報も説明させて頂きます。

通常はリソースの権限を管理者に付与して貰うことがほとんどですが、

もし、グループカレンダーだった場合は、下記の方法で自分のカレンダーに追加が可能です。

※リソースのカレンダーの見分け方は、カレンダーIDの @ 以降が「@resource.calendar.google.com」となります。

これと同様で、グループの場合は「@group.calendar.google.com」と表示されます。


【登録の手順】

1.Google カレンダーを開きます。

2.[他のカレンダー] の横の+アイコン>次に [カレンダーに登録] をクリックします。


3.カレンダー ID を [カレンダーを追加] ボックスに貼り付け、Enter キーを押します。

(カレンダーのIDは管理者、またグループカレンダーの作成者に教えて貰ってください。)

ユーザーの [他のカレンダー] リストにカレンダーが表示され完了です。

もし、リソースだと思っていて、権限付与されたはずなのに見れないという現象が起きた場合は、グループカレンダーの可能性がありますので、上記の方法を確認してみてください。


いかがでしたでしょうか、今回管理コンソールのご質問が多かったので、その中でも知っておくと良さげな内容をご紹介致しました。

知っておいて損はないので、ぜひ参考にして頂けると幸いです。

以上、管理コンソールに関するご紹介でした。