Apps調査隊の小金澤です。
前回のフィルタリングは、送信拒否についてご紹介しましたが
今回はメッセージヘッダーに注意書きを付けられる設定をご紹介します!
《《 IDが書かれたメールの件名に注意書きを入れる 》》ためには
次のように進めていきます
まず、管理コンソールにログインします。
そして アプリ>Google Workspace>Gmail の順に選択し、
項目「コンプライアンス」の
「コンテンツ コンプライアンス」で設定を行っていきます
右端にある設定を押し、ラベリングをする(説明を入力)。
今回は内部から外部へ送信した際に注意喚起をしたいため
「送信」にします。
内部間でも同様に
注意書きをつけたい場合は「内部-送信」にもチェックを入れましょう
設定が機能してほしいワードを
2.各メッセージで検索するコンテンツを表す表現を追加する に入れます
ここまでは だいたい前回と同様ですね。
3.上記の表現が一致する場合は、次の処理を行います にて
「メッセージを変更▼」を選択します。
「件名」に先頭に入れたい文字を入力し、
(反映まで時間を要するため)24時間おき、やっていきます
では次に検証を行っていきます!
taro@njc.co.jp から hanako@netcoms.ne.jp へメールを送信します
いわば組織外にメールを送る構図ですね!
では hanako@netcoms.ne.jp の受信トレイを覗いてみますと・・・
taro@njc.co.jp で設定した 重要な内容 がきちんと付いてます
【after・hanako@netcoms.ne.jp の受信トレイ】
蛇足になりますが
数字を設定してしまうと電話番号にも
重要な内容 が機能してしまうのかな?と検証したのですが
結果:そんな事なかったです
【設定:1215 画像:hanako@netcoms.ne.jp の受信トレイ】
xの部分を数字に変えても件名に 重要な内容 は付きませんでした
これで送信した相手にも
「重要な内容だから注意して!」と喚起ができます
フィルタリングの大まかな動作としては以上ですっ
ちなみに、ブログ内で使用したアカウントIDとパスワードは
Nord Security(リトアニアのセキュリティ企業)が発表した
2022年日本で使用された共通のパスワードです。
つまり、悪い人は知っている文字列ですので
フィルタリングする前に一度確認してみてはいかがでしょうか