Apps調査隊の小金澤です。
本格的な暑さになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この時期になると実家にいる猫は、人間と一緒に冷房が効いた部屋で涼みます。
けど、体が十分に冷えると、「ドアを開けろ」と鳴き、
冷房のない暑い部屋に向かいます。
そしてしばらくして体が熱くなると、
また冷房の部屋前に来て「ドアを開けろ」と鳴き、戻ってくる……。
自分で体温調節をしながら、家の中を自由気ままに「出入り」しているんですね。
そんな自由な猫の姿と同じで、Google Workspace でも『出入り』できる仕様がありました。しかし、自由気ままとはいかない超厳格なものへとアップデートされました。
まず、Google から 2026 年第 2 四半期より、
Google グループの内部 / 外部の分類の適用を厳格化するとお知らせがございました。
今後は、この仕様変更によって自動移行されたグループにおいて、
特権管理者のみが外部ユーザーを追加できるように安全な設定へと制限されます。
ユーザー側ではどのようなことが起こるのかというと、
グループに「外部(External)」という警告バッジが付きます。
これまでは、グループごとに「組織外のメンバーを許可する」という
オン/オフの設定があるだけでした。
そのため、
管理コンソール(admin.google.com)や Google グループの画面(groups.google.com)、
または開発用APIなどから直接追加したり、
外部メンバーが含まれるグループをグループメンバーに追加したりすることで
これからはグループが「内部」と「外部」に厳格に分類され、
変わらず外部メンバーを所属させることができます。
ここで心配なのが「既存のグループは勝手に使えなくなる?」ことですが、
今使っているグループが、突然機能しなくなることはないので安心してください。
今回の厳格化によって既存のグループのメールが届かなくなるなどの混乱を防ぐため、
Google側で自動的に以下の判定・移行が行われます。
設定が[いいえ]なのに、実は外部メンバーが紛れ込んでいるグループ
自動的に「外部グループ」へと再分類され、
現在の外部メンバーの所属は維持されます。
ただし、今後のセキュリティを考慮し、
「新しく外部メンバーを追加できるのは特権管理者のみ」
(一般ユーザーは追加不可)という安全な設定に自動構成されます。
設定が[いいえ]で、実際に外部メンバーが一人もいないグループ
そのまま「内部グループ」として厳格化され、
今後は外部メンバーを一切追加できなくなります。
たとえ、グループ設定を「外部メンバーを許可する」にチェックを入れても
セキュリティ強化のための仕様変更となっているため、
オーナーではメンバー追加ができません。
さて、いかがだったでしょうか。
自由に行き来できれば楽なのですが、ビジネスのセキュリティにおいては
そうした「なんとなくの出入り」が思わぬ情報漏洩につながってしまいます。
今回のGoogleグループの厳格化は、一見すると少し不便に思えるかもしれません。
しかし、大切な会社の情報や、社外のパートナーとの信頼関係を守るための
セキュリティが導入されたのだと捉えてみてください。
「うちのグループの設定はどうなっているかな?」と気になった方は、
ぜひこの機会に一度、グループの設定画面やメンバーリストをチェックしてみてください!



